タレント・女優 青木さやかさん
一病息災
[タレント・女優 青木さやかさん]パニック症(1)「息ができない」救急車で何度か運ばれ…ストレスになっていた「怒り」
今年5月、インターネットに連載している自身のエッセーで、パニック症に長年苦しんできたことを公表した。
パニック症はパニック障害とも呼ばれ、突然理由もなく 動悸 やめまい、呼吸困難などとともに激しい不安に襲われる「パニック発作」を起こす。生活にも支障が出てしまう病気だ。100人に1人くらいの割合で起きるとされる。
何かふらふらする、息ができない気がする、立っていられない――。そんな症状が出始めたのは、10年ほど前のことだった。倒れてしまい、救急車で運ばれたことも何度かあった。
病院をいくつも受診し、心臓や脳などの検査を受けたが、異常は見つからない。ようやくたどり着いた心療内科の治療で、ひとまず落ち着くことができた。
30歳ぐらいから、「どこ見てんのよ!」のギャグで一躍人気者に。「キレキャラ」の芸風そのままに、しばしば他人と意見が違うことにいらつき、怒り、そのストレスが芸のエネルギーにもなっていた。
パニック症を克服するために、怒ることをやめた。以前は、何かにつけて怒っていた。「自分の行動を180度変えた」ことで、楽になった。
薬は1年ほど前から要らなくなった。今でも不安な気持ちが全くなくなったわけではないが、「元気になった」自分を感じている。
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タレント・女優 青木 さやかさん(48)
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