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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

新型コロナ、感染経験者もワクチン打つべき? 抗体増やして再感染防ぐ…1度目の接種から副反応に注意

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 20歳代後半のCさんは、2か月ほど前に新型コロナにかかりホテル療養をした。すっかり元気になり、今は仕事にも復帰している。Cさんは仕事柄子供に接することも多く、可能ならコロナワクチンを接種したいと考えていた。しかし、自分の場合いつからコロナワクチン接種をして良いかわからないと相談に来た。

感染後でも抗体が不十分な場合も

新型コロナ、感染経験者もワクチン打つべき? 抗体増やして再感染防ぐ…1度目の接種から副反応に注意

 新型コロナのワクチンは、感染したことがある場合でも、できれば接種した方が良い。感染後であっても再感染を防ぐのに十分な量の抗体ができているとは限らないためだ。ワクチンを接種することにより抗体量を増やすことが期待できる。

 接種についての問題がない体で、接種しようという意思がある場合は、新型コロナにかかったことがあるかないかに関わらず、ワクチンを接種できる。時期については、感染中の症状が軽かった場合は、回復後に普通の生活をして良いと許可が出た時点で接種可能だ。Cさんは新型コロナにかかった時、通常の風邪程度の症状で軽症だった。幸い後遺症もなく、体調も良いため、いつでも接種可能であると伝えた。

 Cさんのように軽症ですんだ人は、感染で得られた抗体が長く持続しない可能性があるので、早めにワクチンを打っておくといいだろう。

 感染時に重症で入院していたのであれば、接種を少し遅らせた方が良い場合もある。経過を診てくれている医師あるいはかかりつけ医に相談してほしい。

副反応「感染よりつらい」という声もあるが…

 感染経験がある人は、1度のワクチン接種後に十分な量の抗体ができていたという研究もあるが、現時点では、厚生労働省は感染経験者も2度接種することとしている。

 通常、2度目の接種後は、1度目より発熱・頭痛や 倦怠(けんたい) 感など副反応が強いことはずいぶん知られているが、実際に感染したことのある人は1度目で強い副反応が出やすい。感染中に療養していた時よりも格段につらかったという人も多い。

 そのため2度目の接種をためらう気持ちもわかるが、せっかくのワクチンの効果を維持するためには2度接種することが望ましい。感染で苦しんだのに、またワクチン接種で体がつらくなるのはせつないが、ここはちょっと踏んばって2度の接種を終えよう。(常喜眞理 医師)

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常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

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