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梅雨明け熱中症から子どもを守るには…「水がうまく飲めない」は要注意

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 梅雨が終わると同時に現れる真夏の太陽。この時期に心配なのが熱中症です。コロナ禍で着けているマスクも、炎天下では体調を崩すリスクとなります。とくに子どもの場合は、自分の体調を周囲に訴えられないこともあるため、大人が注意する必要があります。子どもの熱中症対策について、帝京大学病院高度救命救急センターの三宅康史教授に聞きました。(聞き手・梅崎正直)

「いつもと違う」と感じたら

梅雨明け熱中症から子どもを守るには…「水がうまく飲めない」は要注意

――梅雨明けは特に熱中症の危険が増すと言われます。

 熱中症になりやすい時期は二つあります。一つはお盆前後の最も暑い時期。そして、もう一つは梅雨明けなんです。急に上昇する気温に体が慣れていないため、汗をかいて熱を逃がすことが十分にできず、熱中症を起こしやすいのです。

――とくにお子さんは気温上昇の影響を受けやすいと言われます。昨年からのコロナ禍も影響するのではないでしょうか。

 外出控えをしている高齢者と違い、子どもは学校に行っていますし、体育の授業もあります。暑さに慣れる「暑熱順化」は、比較的できているかもしれません。それでも、いつもの年と比べて運動の機会が減り、体力が低下している可能性はあります。

 ただし、今年の場合はやはりマスク着用の影響を考えなければなりません。海外や国内で、マスクをした子どもが倒れて亡くなる事故が起きていますが、多くはスポーツをしている最中です。外で遊んでいるときには、息苦しさを忘れて走り回っていることもありますから、大人が「こんなときはマスクを外しなさい」と、教えておく必要があります。

梅雨明け熱中症から子どもを守るには…「水がうまく飲めない」は要注意

三宅教授

――子どもは、体調が悪くても、周囲に伝えられないことがあります。部活などの試合や練習では、苦しくても我慢をしてしまいがちです。大人の側が気をつけるべきことは?

 暑い日には練習を避けるとか、涼しい時間にずらすとか、そういった配慮はまず必要でしょう。保護者は、その日の体調に不安な点があったら指導者に伝えておく。そして指導者は、もしその子のパフォーマンスがいつもと違うと感じたら、必ず声をかけるようにしてください。集団でのゲームや練習の中でも、苦しくなったことを自分から言えたり、同級生や上級生が指摘したりできるような雰囲気を保つことが大事です。

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