文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

教えて!ヨミドック

医療・健康・介護のニュース・解説

捻挫したら「RICE処置」を…直後から1~2日継続 治り早まる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

   駅の階段を踏み外して、左足首をひねっちゃった。1時間くらいしたら痛くなってきて……。

  ヨミドック  患部が赤っぽく腫れて、熱感もありますね。内出血で周辺が紫色だ。骨折の有無をレントゲン検査で確かめてください。ただ、立てるし、歩けるから、骨折ではなく捻挫でしょうね。

   捻挫なら大丈夫だ。

   捻挫とは、不自然にひねることで、骨を互いに結び、その連結を補強している 靱帯じんたい が損傷してしまうことです。関節周辺の血管が切れて、内出血を起こします。痛むのは、炎症や傷の刺激で発痛物質が作られるから。まずは応急処置をするべきでした。

   応急処置?

   「RICE処置」と呼ばれる方法があります。

 REST(患部の安静)、ICING(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上、患部を高くする)――の四つの頭文字を取ったものです。

 まずR。患部を動かさないこと。次にI。すぐ氷で冷やします。ビニールの袋などに氷を入れて患部を包むとよいでしょう。冷やし過ぎると凍傷になるので、数十分したら間をあけます。

捻挫を早く治すには?…「RICE処置」が有効

   あとの二つは?

   3番目のC。冷却しつつ圧迫です。内出血を抑えるため、包帯やテープを強めに巻きます。こちらもやり過ぎると、血液の流れが悪くなり、神経が過度に圧迫されるので要注意。強く締めつけたまま寝ないでください。

   なるほど。

   最後のE。患部を心臓より高い位置にあげることも大切です。こうすることで、腫れの原因になっている水分が吸収されます。

 RICEを、けがの直後から1~2日続けると、治りは格段に早まります。

   そうだったのか。でもぼくの捻挫は、激痛はないから、軽いよね?

   すぐに軽症とは言えません。痛みを感じにくい靱帯もありますから。多くの場合、1~2か月で痛みや腫れはとれますが、油断は大敵です。つい動いてしまい、結果的に、靱帯に二次的な傷ができることもあります。さあ、理解が深まったところで、整形外科か接骨院などを訪ねて診てもらいましょう。

 (取材/鈴木敦秋、取材協力=土谷明男・葛西中央病院院長、江波和也・骨盤デザイン新宿院院長)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

教えて!ヨミドックの一覧を見る

最新記事