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#コロナ療養に備える(中)食料の買い物、頼める人いない…無償提供の自治体も

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 新型コロナウイルスに感染した際、軽症や無症状なら自宅で療養することもある。同居人がいる場合は、家庭内感染を防ぐ工夫も必要だ。

#コロナ療養に備える(中)物資無償提供の自治体も

福岡県太宰府市が自宅療養者に届ける支援物資

 大分県別府市の松井弘至さん(80)は、自分か妻が感染した場合に備え、自宅2階の1部屋を「療養用」に決めた。新たにエアコンを設置し、部屋専用の掃除機も購入。「夫婦共倒れにならないよう、接触しない環境を整えた」と話す。

 長崎県は、自宅療養者向けに作成したパンフレットをホームページに掲載している。療養期間は発症日かPCR検査をした日から10日間で、その間は外出できない。同居人がいる場合は生活空間を分け、食器やタオルなどの共用を避ける。消毒や換気をこまめに行い、入浴は感染者を最後にする。毎日、自分で体温と血中酸素濃度を測定し、保健所からの確認に答える。どの自治体も同様の対応を求めている。

 療養中に困るのが食料品の確保だ。国や自治体は、別居している家族や知人らに買い物を頼むことや、民間の配送サービスの利用などを勧めている。また、頼める人がいない自宅療養者を支援する自治体も増えている。

 福岡県太宰府市は、2月から希望した自宅療養者に物資を無料で提供している。米やレトルト食品、缶詰などのほか、洗剤や消毒シートなどの日用品を詰めた段ボール箱を、市職員が玄関先に届ける。これまでに16世帯24セットの利用があったという。楠田大蔵市長は「自宅療養中の方の不安を減らし、やむを得ず買い物に出て感染が広がることも防ぎたい」と話す。

 長崎県や宮崎県も同様の支援を行っており、福岡県も今月から始めた。大分県豊後高田市は、地元の社会福祉法人に委託し、自宅療養者の買い物を代行する支援を行っている。

自宅療養の注意点

 ・同居者がいる場合は生活空間を分ける。個室が望ましい。トイレ、浴室など共用する場所を消毒し、食器などは共用しない

・服用中の薬がある人は、かかりつけ医に療養期間中の服用について相談する

・食料や日用品の配達サービスを利用する場合は、配達する人と接触しないよう、玄関前に置いてもらうなど、受け取り方法に配慮する

・療養期間中は外出しない

・飲酒や喫煙は厳禁

 (長崎県の自宅療養者向け資料などから)

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