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兵庫の工場で従業員ら8人、インド型に感染…別の部署で勤務

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兵庫の工場で従業員ら8人、インド型に感染…別の部署で勤務

兵庫県庁

 兵庫県内の工場で従業員ら男女8人(20~60歳代)が、新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)に感染していることが確認された。8人は別々の部署で勤務しており、県は業務上の接点や会話の有無など感染経路を調べている。

 この工場では6月上旬から従業員ら計30人が感染。検体をゲノム(全遺伝情報)解析したところ、従業員7人と外部の関係者1人がインド型とわかった。8人は無症状か軽症だという。

 県の調査では、8人は濃厚接触者には該当せず、工場内のクラスター(感染集団)とは判断していない。インド型は従来型より感染力が強いとされる。県は、こうした要因が関係している可能性があるとみて、国の協力を得て調査している。

    ◇

 インド型の変異ウイルスは京都大の西浦博教授らが厚生労働省の助言機関に示した分析結果によると、感染力が従来型の約1・9倍と推定されるという。理化学研究所などがスーパーコンピューター「 富岳ふがく 」を使った分析では感染者がマスクなしで15分間大声で話すと2メートル離れた対面にいる人の感染リスクはインド型では従来型の約2倍に高まる。

 変異ウイルスの検査を実施する大阪健康安全基盤研究所の本村和嗣・公衆衛生部長は「インド型は『3密』の条件がそろわなくても、一つの密で十分感染が成立する。マスクを外しての会話は、屋外でもわずかな時間で感染の恐れがあり、路上飲みも危険だ」と指摘する。このため、「会話時は2メートル以上の距離を取り、飲食店では『黙食』を心がけてほしい」と呼びかけている。

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