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サッカー南米選手権、選手の感染相次ぐ…五輪と同様の「バブル」方式違反も

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 【リオデジャネイロ=淵上隆悠】ブラジルで開催されているサッカーの「南米選手権」で、選手や関係者の新型コロナウイルス感染が相次いでいる。直前のホスト国変更による準備不足は明白だ。感染対策のためのルールを破る選手も出ている。

サッカー南米選手権、選手の感染相次ぐ…五輪と同様の「バブル」方式違反も

サッカー南米選手権の試合で、ブラジル中部ゴイアニアの無観客のスタジアムに入場するコロンビアとベネズエラのチーム(17日、AFP時事)

 南米10か国が参加する大会は、13日に開幕した。当初はコロンビアとアルゼンチンが共催する予定だった。ところがコロンビアは増税案に端を発する反政府デモの広がり、アルゼンチンはコロナの感染拡大で断念した。ブラジルでの代替開催は、5月31日に急きょ決まった。

 ブラジルでは1週間平均の新規感染者が7万人を超え、今月19日には累計の死者が50万人に達した。突然の自国開催に戸惑う国民は多く、約6割が反対しているとの世論調査もある。米マスターカードなど一部のスポンサーは、大会での宣伝を自粛している。

 南米サッカー連盟は、多重の感染対策で大会が安全だと強調している。選手らの行動範囲は東京五輪・パラリンピックと同様、宿泊施設や競技場に限定する「バブル」方式がとられている。試合は無観客で、関係者は48時間ごとにPCR検査を受けている。

 現地報道によると、ブラジル保健省は18日、PCR検査で82人の感染が確認されたと明らかにした。このうち37人は4チームの選手やコーチで、残りの45人は宿泊施設の従業員らだ。感染経路は不明で、準備期間が短かったことから、対策が徹底されていない可能性がある。

 感染確認後に隔離されたボリビアの選手は、SNSで「誰か一人でも死んだらどうするのか。連盟は金のことしか考えていない」と不満をぶちまけ、連盟を侮辱した規則違反で罰金2万ドル(約220万円)を科された。

 チリサッカー連盟は20日、一部の選手がホテルに外部から美容師を勝手に招き入れバブルに違反したと発表し、謝罪した。選手に対して最大3万ドルの罰金が科されるという。

 大会は、7月10日の決勝戦まで続く。

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