文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

花粉やほこり、ダニのアレルギーとコロナワクチン…アナフィラキシーの経験なければ接種に問題なし

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

胃や大腸の内視鏡検査でも

 その他ポリエチレングリコールは、胃の内視鏡前に飲む〝胃を見やすくする薬〟にも含まれ、大腸内視鏡の検査当日に飲む下剤にも含まれる。このような検査を受けたことがあり、その際問題なく検査できたのであれば、まず心配ない。現在接種が進んでいるファイザー社、モデルナ社のワクチンはすでに日本の医療現場でも有効性が実感できているワクチンだ。将来的な副反応を危惧する声もあり、その点はまだわからないことも残されているが、コロナ感染による健康被害のリスクとてんびんにかけると、できるだけ大人には接種を勧めたい。

接種翌日は休めるように

 Kさんはインフルエンザワクチン接種後に赤く腫れる体質があり、アナフィラキシー以外の副反応も心配されていた。実際、特に若い女性は2度目の接種後に高率に発熱が見られる。熱はなくとも、2度目は 倦怠(けんたい) 感・頭痛などもあり、1度目、2度目とも翌日は仕事を休める体制をお願いしたい。また2度目の方がより副反応が強い場合も多く、2度目の接種前は先にアセトアミノフェン(カロナール)300ミリグラムを飲み、その夜と翌日に発熱や頭痛がある場合は、その都度内服するようKさんにお願いした。心配がある方は、ぜひ事前にかかりつけ医に相談してみてほしい。(常喜眞理 医師)

2 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

joki-mari

常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

常喜眞理「女のココロとカラダ講座」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事