記者出前レク
回想サロン
一家団らん、父の蓄音機で聴いた美空ひばり~東京・杉並の地域区民センターで出前レク
よみうり回想サロンの出前レクが、6月8日、東京都杉並区の「永福和泉地域区民センター」で開かれました。同センター協議会の文化活動部が主催する高齢者向け講座の今年度1回目の活動です。
会場では新型コロナウイルスの感染防止のため、入場の際に検温や手指消毒、マスク着用のほか、座席の間隔を空けるなどの対策もとられました。
読売新聞クロスメディア部の山本淳一記者が進行役となり、昭和30年代を振り返りました。
昭和30年(1955年)ごろから人気が沸騰した「三人娘」の思い出では、参加者の女性が「夕食後、父が蓄音機で美空ひばりの『リンゴ追分』や江利チエミの『テネシー・ワルツ』を聴かせてくれました」と、一家団らんの様子を振り返りました。レコードを替えるたびに針も替えて、レコードが傷つかないように注意していたそうです。 別の女性は「学校の校庭に張られた白い大きな幕で美空ひばりの映画を3本見ました。感動が忘れられず、家に帰ってからミカン箱の上で、ひばりさんのまねをして歌ったものです」と懐かしそうでした。
昭和34年(1959年)の「皇太子さまご成婚パレード」の話題では、女性が「朝早くから出かけて、国鉄(当時)の信濃町駅の近くで見ました。美智子さまは白いドレスで本当にきれいだった。まさに夢の馬車でした。今でもあの辺りを通ると、パレードを思い出します」とうっとりとした表情で話してくれました。
また、参加者の男性は「うちでは、大型の買い物はボーナスが出る6月か12月と決まっていた。ただ、テレビだけは4月に買ったので、ご成婚パレードを見るために親が買ったことが分かりました」と笑顔で話していました。
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