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教えて!ヨミドック

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漢方薬を飲むときの注意点は?

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漢方薬ってどんなもの?…「生薬」の成分 広く効く

   おばあちゃんがずっと漢方薬を飲んでるの。西洋薬とどう違うの?

  ヨミドック  漢方薬の原料は、天然の植物や鉱物、動物といった「生薬」です。原則2種類以上の生薬が混ざって多くの成分が含まれており、一つの薬で色々な症状を和らげます。西洋薬は、人工的に化学合成された物質で作られています。ほとんどは一つの成分で作られ、一つの病気や一つの症状に強く効きます。

   なるほど。

   西洋薬と漢方薬を併用することもあります。漢方薬は、症状があっても西洋医学では原因がわからない場合や、冷え性に疲労感、さらに難聴など症状が多岐にわたり、その一方、服用薬の数は抑えたい場合などに使います。

 飲む前に、医師や薬剤師に相談しましょうね。市販の漢方薬は、副作用を減らすため、医療用より生薬の成分量を減らしています。常用の薬がある人は、似た成分の取り過ぎで副作用が起こるかもしれませんから。

漢方薬ってどんなもの?…「生薬」の成分 広く効く

   飲み方があるの?

   漢方薬には生薬を水で煮出す「煎じ薬」と、生薬から抽出したエキスを 顆粒かりゅう や粉末にした「エキス剤」があります。エキス剤は「食前や食間にお湯に溶かして服用」が理想ですが、「粉のまま」「食後」でも構いません。大切なのは「飲むこと」です。

 温かい方が吸収されます。ぬるま湯や常温の水で。幼児には黒蜜に混ぜると、苦みや香りをカバーします。

   効果が出るまで時間がかかるんでしょ?

   こむら返りを改善する「 芍薬甘草湯しゃくやくかんぞうとう 」は、数分で効きます。風邪薬として有名な「葛根湯」も即効性は高いです。ただ薬が合うかは人それぞれ。1か月服用しても効果を感じない時は、漢方の専門家に相談しましょう。

   自分に合う漢方薬、どうやって探そうか?

   まず漢方内科を受診しましょう。〈1〉自覚症状や体の状態を聞く問診〈2〉舌の色や形を観察する舌診〈3〉脈の速さや強さをみる脈診〈4〉腹部の弾力や抵抗を調べる腹診――をします。体力や体質を見極めて処方してくれます。

 日本東洋医学会のホームページに漢方専門医の一覧があります。受診時の参考にしてください。

 (西田真奈美/取材協力=新井信・東海大学病院教授、並木隆雄・千葉大学病院准教授)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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