山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
妊娠・育児・性の悩み
カボチャとインゲンの焼き浸し…夏野菜を使ったお手軽おかず
こんにちは。乳幼児専門管理栄養士の山口真弓です。
今月は、これからが旬の夏野菜を使ったお手軽おかずをご紹介しています。
今回は「カボチャとインゲン」。どちらも緑黄色野菜であり、免疫力を活性化し、風邪予防にも効果的といわれるβカロテンを豊富に含んでいます。
カボチャは秋冬に食べるイメージが強いかもしれませんが、収穫のピークは「夏」。夏場のカボチャは、少し水っぽいですが、今回のように油で蒸し焼きにすることで、適度に水分が抜け、おいしく食べることができますよ。
酸味は、味覚の中でも、本能的に嫌いな味です。酸っぱいものは、腐敗していると認識するため、体の中に入れてはいけない! と感じてしまうのです。小さなお子さんが、酸っぱいものを食べられないのは、体の仕組みから考えると当たり前で、体を守るための生きるすべなのです。酸味は、毎日の食事の中での経験を積むことによって「おいしい!」と感じる味覚です。1歳を過ぎたころから少しずつ食卓に取り入れていきましょう。
乳幼児が初めて体験する酢は、味や香りがまろやかな「米酢」や「果実酢」がおすすめです。また、だしを利かせると酸味がやわらぎ、食べやすくなります。
これからの時期は、暑さが増し、食欲が減退することもあるでしょう。そんな時は、少量の酸味を使うことで食欲が増進しますよ。
[作り方]
(1) カボチャは3~4mm幅に切る。サヤインゲンは筋取りする。
(2) フライパンに油を引き、カボチャとサヤインゲンを並べる。
(3) 火にかけ、蓋をして弱めの中火で蒸し焼きにする。
(4) その間に(A)の材料をバットやボウルの中で混ぜ合わせておく。
(5) 焼き色がついて、火が入った野菜から(4)に浸していく。
(6) 粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて味をなじませて出来上がり!
※ナス・オクラなど、他の夏野菜を使ってもOK。
※油は、オリーブ油・ゴマ油・米油など、お好みのものを使ってください。使う油によって味や香りが異なるので、同じ味付けでもメニューのバリエーションが増えますよ。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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