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【独自】五輪で感染防止の規則に違反したら…大会からの除外や制裁金

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 東京五輪・パラリンピックで、感染防止の規則を守らない選手や関係者への制裁の詳細が、大会関係者への取材でわかった。国際オリンピック委員会(IOC)が違反内容に応じ、大会からの除外、制裁金などの措置を取る。来週にも公表される新型コロナウイルス対策指針「プレーブック」最終版に盛り込まれる。

【独自】五輪で感染防止の規則に違反したら…大会からの除外や制裁金

国立競技場(読売ヘリから)

 選手らは原則、宿泊先と練習場、競技場の行き来しかできない。IOCや海外メディアの関係者も、海外からの入国・帰国者の待機期間にあたる14日間は、活動計画書を提出し、認められた場所だけ訪問する。

 禁じられている繁華街や観光地に出かけたり、感染の有無を調べる検査を拒否したりすれば、制裁を受ける。マスクの不着用や、他人と距離を十分に取らなかった場合も警告や制裁の対象になる。

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 違反を見つければ誰でも、大会組織委員会や各国代表に通報できる。寄せられた情報はIOC幹部を含む調査チームと共有され、選手や関係者が使うスマートフォンの全地球測位システム(GPS)の履歴などを基に、事実確認が行われる。

 行動規則違反が認定されれば、大会参加に必要な資格認定証の 剥奪はくだつ や失格、大会からの除外などの処分や、制裁金が科される。認められていない場所に出向いていれば、政府が改めて14日間の待機を求めたり、国外退去を命じたりすることもある。

 大会関係者は入国後3日間は毎日、検査をするが、プレーブックには、その後の検査頻度も明記される。

 選手村に出入りするチームの関係者や審判、競技場で活動するカメラマンは4日目以降も毎日、検査を受ける。選手と複数回接触する可能性があるIOCやメディアの関係者、バス運転手などは少なくとも4日に1回、選手との接触機会が限られる大会ボランティアは7日に1回と規定する。

 組織委やIOCなどは、2月に公表したプレーブックを4月に改訂した。大会開催による感染拡大を懸念する声が根強いことを踏まえ、最終版で、行動規則違反に対する厳しい制裁と、厳格な検査ルールを示す。

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