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肝斑 塗り薬でムラが目立つ

 顔に薄茶色のシミができ、「 肝斑かんぱん 」と診断されました。2か月、処方の塗り薬を使いましたが、白くなった所と黒い所の差が大きくなり、赤みやかゆみも出て中止しました。ビタミンCを服用しています。(60代女性)

レーザー治療も一つの手

吉村 浩太郎 自治医科大学形成外科教授(栃木県下野市)

 肝斑は、頬や額などに対称性に生じる薄茶色のシミで、体質によるものです。シミの境目がはっきりした部分と不明瞭な部分があります。紫外線の影響や、こすったりして起きた炎症で濃くなります。

 診断は難しく、化粧品や摩擦によって起こるリール黒皮症など、別のシミと誤る場合も多くあります。効果的な治療はあまりなく、トランサミンの服用、塗り薬のハイドロキノンやトレチノイン、そのほか一部の光治療器などの自費治療に、一定の有効性が認められています。処方の塗り薬は刺激のあるものが多く、使い方次第ではシミが目立ってしまうこともあります。ビタミンCにシミを漂白する効果はありません。

 肝斑になった人は、炎症をきっかけに肌の内部にメラニンがたまる「炎症後色素沈着」を起こしやすい特徴があります。合わない化粧品やメイク落としなどでこすることで、知らずに炎症を起こしていることがあります。それを毎日繰り返すと、真皮という皮膚の深い層までシミが進みます。

 「黒い所と白い所の差が大きい」のは、表皮の色素沈着は良くなっても、真皮の色素沈着が外用薬では取れず、ムラとして見えてきたのかもしれません。真皮の色素はレーザー治療で改善できることが多く、経験豊富な専門医に相談するのもいいでしょう。

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