文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

夫婦仲は「夫が妻をどう呼んでいるか」でわかります

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 夫婦仲が良いかどうかは、お互いにどのように呼んでいるかによってもある程度推測ができます。特に、「夫が妻をどう呼んでいるか」がポイントだと思います。夫によくある上から目線の呼び方は、「おい」とか「お前」など。他人に対しても、妻のことを「こいつはね!」とか、そういう言い方をします。本人はそんなつもりではないと言うでしょうが、このような呼び方は完全にモラハラだと思います。妻から「おい」とか「お前」と呼ばれ、そして、他人に向かって「こいつはね!」と言われたらどのように感じるでしょうか。相手の立場に立ってみれば、「心を傷つけているのではないか」と、すぐに想像ができます。

夫のことを「おい」「お前」と呼んでみたら

夫婦仲は「夫が妻をどう呼んでいるか」でわかります

 以前、講演会で、「妻の呼び方に気をつけてほしい」と話したところ、ある女性から「夫には『名前で呼んでほしい』と言っていますが、『おい』とか『お前』ばかりでつらいです。どうすれば名前で呼んでもらえるようになるでしょうか?」と質問されました。私は、「では、夫が名前で呼ぶまで、あなたも夫のことを「おい」とか「お前」で呼んでみたらいかがでしょうか?」と答えました。

 では、夫は妻をどう呼べばいいのでしょうか。一番適切と思われるのは、名前で呼ぶことです。少し照れくさいですが、できれば○○さんと呼ぶのが良いのではないでしょうか。

 他人に妻のことを言うときはどうでしょうか。男性はよく「うちの家内がね」とか「うちの嫁はん」というような言い方をします。女性問題の専門家からすれば、「家内」とか「嫁」などの言い方も、あまり適切ではないようです。どちらの言葉も女性を家に縛り付けているような意味合いを感じさせます。この場合は、「うちの妻が」というような言い方が適切かもしれません。「うちの愛妻が」と言うのは、少し照れくさいかもしれません。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ishiukura-prof150

石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事