町田忍の昭和回想
回想サロン
教室に 響くオルガン 皆の声
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
オルガン
小学校時代、教室に木製のオルガンが置かれていた。正面の黒板の横にあって、先生が弾いてくれた。オルガンに合わせて、友達と校歌と唱歌を合唱した。たまにいたずらで、鍵盤をたたいたり、いじってみたりもした。オルガンは一般の家庭では手に入らない高価なものだった。
イラストは、壺井栄の小説「二十四の瞳」の映画のロケ地、香川県小豆島に再現された「岬の分教場」に残る足踏み式のオルガン。往時の学校の雰囲気が伝わってくる。
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