医療大全
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アスリートを支える<4>眼球守るフェースガード
フットサル・Fリーグの「フウガドールすみだ」のゴールキーパー(GK)岸将太さん(25)は、試合でも練習でも、ユニホームの色に合わせた緑のフェースガードを装着してプレーする。ボールが目に当たって負傷するのを防ぐためだ。
2019年6月23日の練習試合で、相手シュートが岸さんの右目を直撃した。「目の中が出血し、景色が黄色くなった」。翌日も状態は変わらず、眼科を受診すると、眼球打撲によって網膜の血流に異常が生じる網膜しんとうと診断された。「同じようにまた右目に当たったら危ない。失明の恐れもある」と告げられ、1か月ほど練習を休んだ。
サッカーと比べてピッチ(プレーエリア)が狭いフットサルでは、GKが相手選手に至近距離からシュートを浴びることが多い。GKが反応しにくい顔の横を狙われることもあり、ボールが顔に当たりやすい。
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