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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

新専門医制度 サブスペシャルティー領域 「学会認定」の位置づけ含め全体像を議論へ

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サブスペ領域への追加をめぐり

新専門医制度 サブスペシャルティー領域 「学会認定」の位置づけ含め全体像を議論へ

 日本専門医機構が認定する専門医(サブスペシャルティー領域)には、どんな分野を含めるのか――。同機構の寺本民生理事長は5月24日にオンラインで開いた定例の記者会見で、今春の決定を目指していたものの、理事会での合意に至らず、改めてサブスペシャルティー領域全体のあり方を議論することになったと説明した。患者・国民にとって分かりやすい専門医の仕組みづくりを目指してスタートした新専門医制度。今後、「専門医機構が認定する専門医」が生まれる一方で、「専門医機構が認定しない専門医」も存在するという、分かりにくさをどう整理するのかが問われる。

第1期生の専門医が今年誕生へ

 医師国家試験に合格した医師は、各科を幅広く回る2年間の初期臨床研修を受けることが法律で定められている。そして、初期臨床研修を修了した研修医が次のステップとして進むのが、専門医の取得を目指した専門医研修だ。

 専門医研修は義務ではないが、初期研修を終えたほとんどの医師が専門医機構のプログラムに参加している。かつては後期研修医とも呼ばれたが、新制度では「専攻医」と呼ばれる。

 専門医は国家資格ではなく、従来、各学会が独自に認定してきた。基準がまちまちだったことや、類似の学会の乱立などを背景に、質を担保した分かりやすい専門医のあり方を目指して、日本専門医機構が認定する新専門医制度の研修が2018年度にスタートした。

 新専門医制度では、まず内科や外科などの基本的な領域の専門医資格を取得したうえで、「○○外科」などのより専門分化された領域(サブスペシャルティー領域)の専門医取得へと進む仕組みになっている。基本領域の研修期間は分野によって3年~5年間。研修を修了した第1期生が認定試験を経て今年には誕生する見通しだ。

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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