タレント 磯野貴理子さん
一病息災
[タレント 磯野貴理子さん]脳梗塞(3)入院中も夕方にはお酒が恋しく…今はきっぱり断酒
50歳で脳 梗塞 を患ったのをきっかけに、好きだったお酒をきっぱりやめた。
医師からは、「お酒は適量なら、飲んでもいい」と説明された。
しかし、「お酒は2合からが楽しくなるのに。そこで終わるのは、絶対無理。私には『適量』は難しいので、だったら、やめた方がいいと思いました」。
入院前は、飲まない日はなかった。たとえば夕食のワインに始まり、大好きだったウイスキーへ。自分でも「飲み過ぎだな」とは感じていた。
健康への影響も気にはなっていたが、健康診断でも肝機能の数値は悪くなかった。病気をしなかったら、やめるきっかけをつかむのは、なかなか難しかったと思う。
入院中は当然、禁酒だが、夕方になるとお酒が恋しくなってしまう。飲みたい気持ちは、炭酸水を飲んで紛らわした。
退院して間もない頃、お酒を飲む人と同席した際には、匂いだけかがせてもらっていた。「ワインでも芋焼酎でも、匂いをかいで、『ああ、この味知ってる。飲まなくていいわ』と、やり過ごしているうちに、だんだん飲まなくても平気になりました」
フランス料理の高級食材も、ワインを飲まなくなったら、食べたいと思わなくなった。「お酒をやめて、食生活そのものが変わりましたね」
タレント 磯野貴理子 さん(57)
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