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#生理を楽に(下)スポーツや温泉でも安心…経血カップ 繰り返し使え経済的

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 月経中は、経血の漏れや蒸れに悩まされることも多い。そんな悩みを解決する「第3の生理用品」が登場し、関心が高まっている。

#生理を楽に(下)経血カップで不安なく

「イマリ」のローズカップ

  ちつ の中に入れて経血をためる「月経カップ」は、ナプキン特有の蒸れやにおいの心配がない。スポーツや温泉などの際にも便利で、使用する人がじわりと増えている。

 佐賀市の会社「イマリ」は2017年7月、シリコーンを使った「ローズカップ」(6550円)を発売した。代表の久保雅也さん(34)が海外で月経カップが広まっていることを知り、日本製のものを作ろうと、約2年かけて完成させた。日本人の体に合うよう海外製より小さめで、直径4センチ、長さ約6センチ。容量は18ミリ・リットルで、最大10時間膣内に装着できる。これまでに約1万2500個を販売した。

 たまった経血は便器に流し、取り外したカップは水洗いしたり、ウェットティッシュで拭いたりして、再度装着する。カップを取り出す回数は、個人差があるものの、多い日で1日3回ほどという。

 福岡市中央区の「天神ロフト」では、今年から生理用品の特設コーナーを設けた。月経カップのほか、経血を吸収するショーツもある。 新型コロナウイルスの影響による経済的な理由で、生理用品を十分に買えない「生理の貧困」が問題となっている。同社の芳野朋美さん(47)は「繰り返し使えるので経済的。環境に優しく、生理用品が入手しにくい災害時にも役立ちます」と話す。

天神ロフトの特設コーナーに並ぶ月経カップやショーツ

 カップは国内外の3種類をそろえる。いずれもシリコーン製で、4400~8800円。

 ショーツには吸水や防水の機能があるシートが重ねられ、ナプキン2、3個分の経血を吸収する。洗って繰り返し使え、防臭の効果もあり、多い日以外はショーツ1枚で過ごせるという。2社の製品を取り扱い、4290~5500円。

 担当者は「いろいろな選択肢があるので、自分に合うものを見つけてほしい」と話す。

 (このシリーズは饒波あゆみが担当しました)

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