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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ひじきと切り干しダイコンの煮物…栄養価の高い食材同士を合わせた煮物

 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、おいしい健康レシピ「ひじきと切り干しダイコンの煮物」のご紹介です。

 健康食材としておなじみのひじきと切り干しダイコン。両方とも煮物として、小鉢などで盛り付けられ、提供されていますね。私はバイキングなどに行くと、「おっ! 切り干しダイコンの煮物がある!」といつも取ります。栄養価の高さゆえか、同じようによそう人を多く見ます。その横にあるひじきの煮物も同じく人気のある小鉢です。

 今回は、そんな食材同士を合わせた煮物です。おいしく作るポイントの一つが、豚肉を使用することです。煮物などに、たんぱく質食材のもつうま味を入れることで、よりおいしくすることができます。他にも、鶏肉、油揚げ、厚揚げ、ちくわなども、うま味をアップしてくれる食材ですね。

 さて、栄養価の方を見てみましょう。切り干しダイコンは、切って干すことで、水分が抜けて栄養価が凝縮されます。骨や歯の健康に欠かせないカルシウム、血圧の健康に作用するカリウム、血液の健康や貧血の予防に必要な葉酸、鉄などが含まれています。

 健康的でおいしい煮物になります。毎回の食卓で食べてほしいレシピです。冷蔵庫に保存しておいて小鉢で一品。体のバランスを整え、おいしい煮物を楽しみましょう。

 

[作り方]

(1) 切り干しダイコンとひじきを、それぞれボウルにあけ、たっぷりの水を入れて、約30~60分かけて戻す。切り干しダイコンの戻し汁は、捨てずにとっておく。ニンジンはせん切りにする。

(2) フライパンを強火で加熱、ゴマ油を入れて豚肉とニンジンをいためる。火が通ったら、切り干しダイコンとひじきを入れて、2分ほどいためる。

(3) 戻し汁と(A)の調味料を加えて、強火で加熱。一煮立ちしたらアルミホイルでフタをして、中火で5分煮れば完成。煮込み時間が多い方がおいしいので、余裕がある場合は長めに煮る。

(レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

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