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美容師の孫 手荒れと腫れ

 美容師の孫はシャンプーとヘアカラーの仕事が多く、手袋をしても手荒れがひどくて両手の爪の付け根が赤く腫れて痛むそうです。(78歳女性)

使い捨て手袋や保湿剤活用を

関東 裕美  東邦大学医療センター大森病院皮膚科臨床教授 (東京都大田区)

 接触する物質によって起こる皮膚炎、いわゆるかぶれ(接触皮膚炎)は、高濃度の酸、アルカリ、業務用洗浄剤のような化学物質を使うと誰にでも起こる可能性があります。漆やメッキ装飾品、染毛剤などを使ううちにアレルギー反応が起こると重症になります。

 質問のような職業性接触皮膚炎は、ほとんど手湿疹から始まります。頻回のシャンプーで手指の皮膚防御能力が壊れると、重症の皮膚炎を起こしやすくなります。染料がついた手袋を長時間装着するのはアレルギーを誘発することになるので、使い捨て手袋を使うのがよいと思います。

 かゆい皮疹には、炎症を抑えるステロイド外用薬が有効ですが、使い続けると皮膚防御能力が落ちて、爪の周囲がウイルスなどに感染しやすくなることもあります。皮疹が軽快した後は、保湿剤などを用いて皮膚の防御能力を高める必要があります。手に負担がかかる作業を続けていると治る暇がありません。軽快するまでシャンプー業務を休んで事務作業にしてもらうなど、業務の調整ができればよいですね。

 全身の免疫機能を保つと皮膚の免疫力も高まります。栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけることも大事です。自分がアレルギー体質かを把握して、負担が少なくなる生活を心がけましょう。皮膚科専門医に相談し、血液検査で体質を把握して適切な治療、スキンケア指導を受けることをお勧めします。

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