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#生理を楽に(中)受験に結婚式、修学旅行…月経の時期 低用量ピルでずらす

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 大切な試験や試合、行事などが月経に重なってしまうとつらい。低用量ピルで月経の時期をずらす「月経移動」という方法がある。

#生理を楽に(中)月経の時期ずらす方法も

 「受験生や、結婚式を控えた女性、旅行やダイビングを思い切り楽しみたいという若い人らが、ピルを利用していますよ」。福岡市・天神にある「野崎ウイメンズクリニック」の野崎雅裕院長(67)が、月経移動をする例を紹介してくれた。修学旅行中に月経になることを避けようと、中学生が相談に訪れることもあるという。

 低用量ピルを服用している間は、月経が起きない。ピルに含まれる卵胞ホルモンと黄体ホルモンの働きにより、子宮内膜がはがれ落ちずに維持されるためで、服用をやめると数日後に出血が始まる。

 月経移動は、この仕組みを利用する。早める場合は、月経の5日目頃からピルを飲み始め、2週間ほど毎日飲み続けてから服用をやめると、通常の周期より早く出血する。遅らせるには、月経が始まる5日ほど前から服用を始め、月経を止めたい日まで飲み続ける。医師が直近の月経開始日などを聞き取り、次の月経を早めるか遅らせるかを判断する。

 ひどい月経痛などの治療とは異なり、月経移動は保険の適用にはならない。費用は医療機関によって様々で、同クリニックの場合は、薬の説明とピル代で計6500円ほどという。

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「上手にピルを活用して」と話す野崎院長

 野崎さんは「若いうちから婦人科のかかりつけ医を持っていれば、自分の体の仕組みを知ることができ、月経もうまくコントロールできます」と話す。

早めに服用を

 ピルの服用中は、吐き気などの副作用が出ることもある。体に合うかを確かめるためにも、イベントの2、3か月前から服用を始めることが望ましい。その場合、3週間の服用と1週間の休薬のサイクルを基本とし、服用期間を長くしたり短くしたりして月経を調整する。

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