医療ルネサンス
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医療ルネサンス
[続・思春期の側彎症]<5>医師の診療水準 向上を
◇Q&A
側彎 症診療の問題点について、日本側彎症学会理事長の伊東学さんに聞いた。
――診断後、適切な治療を受けられないケースが目立つのはなぜですか。
「患者の背骨の傾きが最も大きい部位でつくる角度を『コブ角』と言い、25度未満だと経過観察となります。定期的にエックス線検査や医師による診察を受けます。しかし、湾曲が軽度なら、大半が無症状です。患者側も次第に通院しなくなる場合があります」
――医療側に問題はないのでしょうか。
「湾曲している部位や、年齢などに応じて進行のリスクが異なり、経過観察の間、医師は注意深く進行の有無をチェックします。異変に気付いたら速やかに専門医につなぐべきです」
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