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[芸人 山崎ケイさん](上)元後輩の落語家と結婚 新婚生活は「思ったよりもいいかな」ダイエットは健康的に「有楽町から新宿まで歩いてます」
夫からの告白 最初はきっぱり断ったものの
――昨年10月に結婚されました。おめでとうございます。旦那さんは吉本興業の元後輩なんですね?
2年後輩で、存在は知っていたんですけど、あいさつぐらいしかしたことがありませんでした。とにかく、見た目も雰囲気も、とがっているというか、後輩の中でも特にかわいくない後輩で。私の人生で今まで出会ったこともない、というか避けてきたタイプでした。
それが、女芸人でやってるライブで私たちのことを好きな男はいないのかという企画をやった時に、夫が私のことを好きだと言っているという情報があったんです。「しゃべったこともないのに何で?」と不思議に思ったんですけど、ライブに呼んだのが、ほぼ最初にしゃべったきっかけですね。
ライブをきっかけに私のことを「好きだ、好きだ」と言ってくれるようになって。「興味ないけど、私を好きなんでしょ」みたいな感じで、いなしていたんですけど。ある時「ちゃんと付き合ってください」みたいなことを本気で言われ、「やっぱり、ないです」と、きっぱり断ったんです。
――旦那さんはその後、吉本をやめて落語家の道へ
しばらく会うことはなかったんですが、落語家の見習い期間が終わって前座になった頃に、改めて向こうから「久しぶりに飲みに行きませんか」と誘われました。「落語家で頑張ってるみたいだし、褒めてやるか」ぐらいの感じで出向いたら、「やっぱり好きなので、結婚を前提に付き合ってもらえませんか」と、また、告白されて。
「本気なの?」と思いましたけど、その後は1か月に1回くらい飲みに行くとか、だんだん会う間隔が短くなっていった感じですかね。
自分の方から「結婚する?」と夫に
――プロポーズは?
私の方から「どうする。結婚する?」みたいな感じで言ったら、「結婚してくれるんですか」って。だから、夫からちゃんとしたプロポーズはされていないです。
落語の世界のことはよく分からないんですが、まだ前座だと、なかなか自分からは言い出せなかったんだと思います。夫が二ツ目に昇進したことも結婚を後押ししてくれました。
――新婚生活はいかがですか。
思ったよりいいかなと思います(笑)。
すごく細かいことなんですけど、詰め替え用のシャンプーを入れるケースを新しく買ったんです。初めて使った時に「新しいシャンプーのやつさあ」って私が言ったら、夫が「ワンプッシュで、めっちゃ出るよね」って返してきて。なので私も「そうそう」ってうなずいて。
「ワンプッシュで、めっちゃ出る」という、たったそれだけの話なんですけど。それを、話せる人がいるのが、すごい楽しいことだな、いいなって思いました。何かを共有できるのが、すごくうれしかったんです。
――結婚に迷っている同世代女子にメッセージをお願いします。
自分は結婚しないと決めている人もいるとは思いますけど、何となく結婚について考えるのを避けているのであれば、ちゃんと向き合って考えて行動した方が後悔しなくていいかな。何となく面倒くさそうとか、考えるのが面倒くさいみたいな理由で結婚しないんだとしたら、「もったいないな」って思います。
やまざき・けい 1982年生まれ。千葉県出身。早稲田大学第一文学部卒業。東京NSC13期生。2013年に山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成。16年、M―1グランプリファイナリスト。著書にエッセー「ちょうどいいブスのススメ」(主婦の友社)。20年10月、吉本興業の元後輩で落語家の立川談洲さんと結婚。
5月30(日)には、相席スタート4か月限定新ネタライブ『いいわけ vol.2』@有楽町シアターを開催予定。
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