山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
新ゴボウのおかか煮…食感を楽しむ小さなおかず
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
今月は、食感を楽しむ小さなおかずをご紹介します。
今回は、一つのメニューで二つの食感を楽しめるように仕上げました。繊維を崩すように 叩 いたゴボウと、繊維を断つように斜め薄切りにしたゴボウと、「どちらのほうがよくかんでるかな?」「前歯でかじって奥歯でかめているかな?」「手づかみしやすいのはどちらかな?」など、“食感”、“触感”比べをして、お子さんの食べ方を観察してみると良いですよ。もちろん、大人は箸休めになります。大人も奥歯を使って、かんで食べられているかを確認してみてくださいね。
新ゴボウは、秋から冬に収穫される一般的なゴボウに比べ、完全に成長しきっていないため、繊維が軟らかく、やさしい香りがするのが特徴です。初めてゴボウを食べるお子さんには、新ゴボウのほうが食べやすく、食感を楽しみやすいでしょう。煮物にする場合は、香りや風味を生かすために、シンプルであっさりめの味付けにするのがおすすめです。
[作り方]
(1) ゴボウは皮をむき、半量をすりこぎや包丁の背で叩き、5~6cmの幅に切る。もう半量は2~3mm幅の斜め薄切りにする。
(2) 鍋に(1)、削り節、(A)を加え、火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で20分ほど煮る。
(3) しょうゆを加え、蓋を外してさらに5~6分煮る。
(4) そのまま粗熱が取れるまで冷まし、味をふくませて出来上がり。
※半量ずつ切り方を変えていますが、全量をどちらかの切り方にしても、同じ作り方でOKです。
※繊維を軟らかく仕上げるために、しょうゆを後入れして、さらに煮ています。最初に入れて(3)をしないと、硬さが残ってしまう場合があります。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓))
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