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高齢の親が運転をやめなくて心配 どうすればいい?…免許証「自主返納」の検討も

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免許証の「自主返納」検討を…免許証の「自主返納」検討を

  高齢の親が車の運転を続けていて心配です。

  加齢によって視力や判断力が衰えたり、反応速度が低下したりすると、安全に運転することが難しくなります。警察庁のまとめでは、75歳以上の人が2020年に起こした死亡事故は333件。運転免許を持つ10万人あたりの件数は、75歳未満の2倍以上です。運転歴が長い人ほど「自分は大丈夫」と思いがちですが、過信は禁物です。

 まず、親御さんの運転状況を把握することが大切です。NPO法人「高齢者安全運転支援研究会」のホームページに、日本認知症予防学会理事長の浦上克哉医師が監修した30項目のチェックリストが掲載されています。「アクセルとブレーキを間違えることがある」「急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど、運転が荒くなった」などといった内容です。一緒に確認してみるのも一つの方法です。

 不安な点があれば、運転免許証の「自主返納」の検討も必要です。

  自主返納とは?

  運転免許の取り消しを申し出ることです。警察署や運転免許センターで受け付けています。希望すれば、身分証になる「運転経歴証明書」を受け取ることができます。

 更新時の検査で免許が取り消されるケースもあります。75歳以上だと、3年に1度の更新時に認知機能の検査を受けます。認知症の疑いがあると判定されれば、「認知症でない」という医師の診断がない限り、更新できません。

  車がないと、生活が不便になってしまいそうです。

  運転をやめたらどんな困り事があるのか、事前によく話し合っておくことが大切です。お住まいの自治体によっては、免許を返納した人向けに、バスやタクシーの乗車券を配るなどのサービスを提供している場合があります。

 買い物をどうするか、配食サービスは利用できるのかなども含めて、生活のサポートを検討しましょう。不安な点があれば、高齢者の相談窓口である「地域包括支援センター」などでも相談できます。

 できるだけ長く、安全に運転するための取り組みにも注目です。自動ブレーキなどを搭載した「安全運転サポート車」の限定免許が、今後、創設されることが決まっています。早めに切り替えることも選択肢になりそうです。

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