タレント 磯野貴理子さん
一病息災
[タレント 磯野貴理子さん]脳梗塞(1)ろれつ回らず「二日酔いかなあ」…元夫の判断で救急搬送
2014年10月23日、その日は夕方から舞台のリハーサルの予定だった。現場に現れないことを心配した元夫が自宅に駆けつけたところ、うとうとしているところを発見された。
「どうしたの。ちゃんとしゃべれていないよ」と、元夫。自分では普通に話しているつもりなのに、ろれつがきちんと回っていなかったらしい。
ぼんやりした意識の中で自分では「二日酔いかなあ」くらいにしか思っていなかった。だから、救急車を呼ぶと言われた時も、「えっ、大げさな」という気持ちだった。
病院に着いて、何時間前からこんな状態だったかを医師に尋ねられたり、「磯野さん、脳 梗塞 ですよ」と告げられたりしたことを、うっすらと覚えている。
ただその時は、脳梗塞がどんな病気かよく分かっておらず、次の日には仕事に行くつもりだった。入院だと言われて再び「えっ」と驚いた。
結局、約1か月半入院。幸い後遺症はなく、すっかり元気だ。自分は本当についていたと思うし、全ての人に感謝している。
病気を機に、乱れがちだった食生活をがらっと見直した。おかげで入院前よりも健康的になった。
「脳梗塞は、私にとってまさに『一病息災』だったと思います」
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タレント 磯野貴理子 さん(57)
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