医療大全
医療大全
[続・思春期の側彎症]<1>40代で手術「早ければ…」
「『昔、 側彎 症と言われたことがある』という方は、一度ぜひ専門医の話を聞いて」
2月に連載した「思春期の側彎症」の記事に、三重県内に住むケアマネジャーの田中知美さん(49)からメールが届いた。48歳で手術を受けた体験からの言葉だった。
側彎症はねじれを伴い背骨が左右に曲がる病気で、多くは無症状のまま進行する。田中さんが診断されたのは35年以上前、中学2年の時だった。関西地方の大学病院の医師は「成長は止まっている。様子を見たら」と言った。その後、結婚、出産、子育てと、20歳代は慌ただしく過ぎた。
職場の健診では毎年「側彎症」と指摘され、40歳頃には背骨の変形が目立ってきたが「痛みもなく、意識しなかった」という。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】