伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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バナナとデコポンの軟らかムース…自然なとろみを利用
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、バナナの持つ自然なとろみを利用したデザートのご紹介です。
バナナをミキサーにかけたことがある方なら「色が変わってしまった!」という経験をしたことがあると思います。これはバナナに含まれるポリフェノール類が空気中の酸素と反応して酸化してしまうために起こることです。これを防止するためにレモン果汁を加える方法がありますが、今回はレモン果汁のかわりにデコポンを加えることで、変色を予防し、さらにちょっぴりプルンとしたムース状に出来上がります。デコポンはオレンジやミカン、グレープフルーツなどで代用できます。
このレシピでは水切りしたヨーグルトの上に重ねてパフェ風に仕上げていますが、アイスクリームと混ぜたり、クリームチーズに代えたりしてもよいですね。もちろん、そのままでもおいしく召し上がれます。
食材の特徴を知ることで、ペースト状のお食事のバリエーションも大きく広がります。
[作り方]
(1) デコポンは薄皮をむく。バナナは皮をむき1cmほどの輪切りにする。
(2) (1)をミキサー(またはハンディータイプのブレンダー)に入れて滑らかになるまで 攪拌 する。
(3) お好みで水切りしたヨーグルトやクリームチーズなどと一緒に盛り付けて出来上がり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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