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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ふんわりサーモンムース…「おいしい介護食」そのもの

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 前回に引き続き‘とろみ調整食品’や‘ゲル化剤’を使用しないペースト食のご紹介です。

 パーティのコース料理の前菜などで、ムース状のものを食べたことはありませんか。グラスに入っていたり、白いお皿にきれいなソースとともに盛り付けられていたり……。きれいな見た目に、思わず手が伸びますよね。そして口に入れるとふんわり、滑らかな食感。まさに「おいしい介護食」そのものです。もちろん、とろみ調整食品などは使用していません。その代わりに卵白で作ったメレンゲ、七分立てにした生クリーム、食材の持つとろみなどを利用しています。

 今回のポイントの食材は「はんぺん」と「コーヒーミルク」。はんぺんは原材料に卵白やヤマイモが入っているため、つなぎ役になり、コーヒーミルクの脂肪分が、滑らかさを加えてくれます。メインとなるサケも軟らかく蒸し焼きにすることで、水分と油脂が食材の中に保持できるので、より滑らかに仕上がります。そのまま食べてもよいですし、温泉卵と絡めて食べることもおすすめです。

 私たちも思わず食べたくなるような盛り付けにすることで、その方の食べる意欲を引き出せるのではないでしょうか。

[作り方]

(1) サケは両面に塩を振り、20分程度冷蔵庫に入れて、表面から出た水分をキッチンペーパーなどでふき取る。

(2) フライパンにクッキングシートを敷き、料理酒と(1)のサケを入れ、蓋をして中火で7分程度蒸す。蒸しあがったら皮と骨を外しておく。

(3) (2)のサケとはんぺんをハンディータイプのブレンダーで滑らかになるまで 攪拌(かくはん) する。コーヒーミルクは状態を見ながら少しずつ追加する。

(4) (A)の材料を合わせてマヨネーズソースを作り、盛り付けた(3)の上にかける。食べるときにソースと絡めながら食べるとより滑らかになる。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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