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今井一彰「はじめよう上流医療 あいうべ体操で元気な体」

健康・ダイエット・エクササイズ

のどの不調を治したら、頑固な肩こりが消えた! 

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 ゴホゴホとせきをしていると、サーッと周囲から人が引いていき、怖がられる時代です。うかうか風邪も引けません。ちょっとせき込んだ人が近くにいただけで、「コロナに感染したかも」とパニックになり、外来を受診する人もいます。とにかく、人付き合いが難しくなりました。

東洋医学では「風邪は首から入る」

   風邪(かぜ) は、従来のコロナウイルス感染症を含む、ウイルスによる上気道炎とされますが、東洋医学では「 風邪(ふうじゃ) 」といいます。

 「風邪は首から入る」と言われ、後頭部にある“ぼんのくぼ”( 風府(ふうふ) )や左右の肩甲骨の間にある 風門(ふうもん) というツボから、邪気が入ることによって起こると言われます。背中がゾクゾクッとして「カゼかな」と思った時に、これらのツボを温めると良いと知っている人もいるでしょう。

のどの不調を治したら、頑固な肩こりが消えた! 

  ※実際にコロナウイルスなどの風邪ウイルスが、ここから体内に侵入するわけではありません。イラストはイメージです。

 ところで、風邪の初期症状として、背中の寒気やのどの痛み以外に、首こりや肩こりといった症状を経験することがあります。興味深いことに、風邪の時によく使われる葛根湯の効能効果には肩こりも載っています。

 慢性的な肩こり、首こりで悩んでいる人も多いですし、そこから起こる筋収縮性頭痛で困っている人も大勢います。女性に多い悩みなのですが、男性でも生活に支障が出るほどの痛みで苦しんでいる人も少なくありません。外来治療では、頑固な肩こり治療として漢方薬を処方することもしばしばです。風邪と肩こり、ここには何らかのつながりがありそうです。

のどの不調、首や肩のこりを訴える30代男性

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 30代の男性Aさんは、受診の2か月前から続くヒリヒリした咽頭痛、喉の詰まり感で受診してきました。逆流性食道炎なども疑われましたが、消化管内視鏡でも異常はありませんでした。問診票には、首こり、肩こりが続いているとも書いてありました。

 実は、のどの不快な症状と一緒に首、肩の不調を訴える人は案外多いものです。あなたはいかがでしょうか。肩こりやストレートネックという症状や診断があり、さらに、のどの調子が悪かったり、違和感があったりしませんか。それは別々の病気ではないかもしれません。

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今井 一彰(いまい・かずあき)

 みらいクリニック院長、相田歯科耳鼻科内科統括医長

 1995年、山口大学医学部卒、同大学救急医学講座入局。福岡徳洲会病院麻酔科、飯塚病院漢方診療科医長、山口大学総合診療部助手などを経て2006年、博多駅近くに「みらいクリニック」開業。日本東洋医学会認定漢方専門医 、認定NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長、日本加圧医療学会理事、息育指導士、日本靴医学会会員。

 健康雑誌や女性誌などに寄稿多数。全国紙、地方紙でも取り組みが紹介される。「ジョブチューン」(TBS系)、「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)、「ニュースウオッチ9」(NHK)、「おはよう日本」(同)などテレビやラジオの出演多数。一般から専門家向けまで幅広く講演活動を行い、難しいことを分かりやすく伝える手法は定評がある。

 近著に「足腰が20歳若返る足指のばし」(かんき出版)、「はないきおばけとくちいきおばけ」(PHP研究所)、「ゆびのば姿勢学」(少年写真新聞社)、「なるほど呼吸学」(同)。そのほか、「免疫を高めて病気を治す口の体操『あいうべ』」(マキノ出版)、「鼻呼吸なら薬はいらない」(新潮社)、「加圧トレーニングの理論と実践」(講談社)、「薬を使わずにリウマチを治す5つのステップ」(コスモの本)など多数。

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