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まぶた垂れる「眼瞼けいれん」

 70歳代の友人が、両まぶたが垂れて目が塞がるようになり、「 眼瞼がんけん けいれん」と診断されました。3か月ごとに目の周囲に注射を打っていますが、1日に何度もまぶたが垂れてしまうそうです。(78歳女性)

注射、点眼など治療継続が必要

井上賢治 井上眼科病院グループ理事長(東京都千代田区)

  眼瞼けいれんは、眼輪筋というまぶたの開け閉めを行う筋肉が、何らかの原因で意思と無関係に収縮し、まばたきのコントロールが出来なくなって起こります。まぶたがピクピクする病気ではありません。症状は、まぶしい、目が乾く、ゴロゴロするなどドライアイに似ています。重症になると目が開けていられず、歩いていて人や駐車中の車とぶつかるなどします。

 神経の伝達異常と言われており、睡眠薬・安定剤が発症の誘因になることもあります。軽度なものは、疲労やストレスなどの影響もあると考えられています。

 根本的な治療法はなく、症状緩和のための治療を継続して行う必要があります。代表的なものがボツリヌス治療で、目の周囲の筋肉にボツリヌス毒素を注射して症状を抑えます。効果は2~4か月持続しますが、効果がなくなると再度の治療が必要になります。

 ドライアイ点眼薬や、漢方薬などの服用、遮光レンズやまぶたを持ち上げるクラッチ眼鏡でも症状が軽減することがあります。

 これらの治療でも改善が見られない時は、まぶたの余分な皮膚を切除してまぶたを持ち上げる手術や、けいれんの原因となっている眼輪筋を切除する手術を行うことがあります。

 誘因となる薬物があれば減量や中止をしてください。気分が落ち込むと悪化する場合もあります。主治医とご相談ください。

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