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4月の感染者、半数が若年層…変異ウイルスで歯止めかからず

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 福井県内で4月に確認された新型コロナウイルスの感染者286人のうち、半数が10歳未満~30歳代の若年層だったことが、県のまとめでわかった。高齢者施設での感染が目立った「第3波」と比べて、感染スピードの速い変異したウイルスが大半を占めることも特徴で、感染拡大に歯止めがかからない状態だ。(桑田睦子)

4月の感染者、半数が若年層…変異ウイルスで歯止めかからず

 県によると、4月の感染者286人のうち、最も多かったのは10歳代以下の68人(24%)。20~30歳代を含めると149人(52%)に上り、40歳代も含めると200人(70%)に達する。

 第3波の渦中にあった1月の感染者は159人で、10歳代以下は14人(9%)。30歳代まで含めても48人(30%)だったのと比べ、若年層での感染拡大が際立つ。

 変異ウイルスが拡大していることも特徴だ。県内で初めて確認されたのは3月。同月以降、県外で過ごした人の感染をきっかけに、家庭や職場、学校で感染が広まるケースが急増し、敦賀市の小学校ではクラスター(感染集団)が発生した。県が4月に検査した感染者232人の92%(214人)からは、変異ウイルスが検出されている。

 変異ウイルスは感染から発症までの日数が3日程度と短い。県は感染者を確認すると接触者を特定して検査を行い、感染拡大を防いできたが、変異ウイルスの急増でこれまで以上に素早い対応を迫られている。

 また、県が感染者に聞き取ったところ、4月の感染者の85%(242人)は、マスクなしでの会話や飲食で感染したとみられることもわかった。

 県は大型連休前に独自の緊急事態宣言を発令。全都道府県との不要不急の往来自粛や、会話時のマスク着用、マスク会食の徹底を求めている。児童生徒には学校外でも対策を取り、マスクを着けていない時は会話を控えるよう指導している。

 県健康福祉部の窪田裕行部長は「少しでも症状や心配があれば、県の受診・相談センターに相談を。『おはなしはマスク』を徹底し、残る連休を県内で楽しんでほしい」と話す。相談は、受診・相談センター(0776・20・0795)。

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