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接種予約サイト1分間に200万件接続、開始45分でダウン…市「大変申し訳ない」

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 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種は、大型連休明けに施設入所者以外にも対象が広がり、各地で本格化する。政府は7月末までの「接種完了」を掲げるが、感染が広がる状況下で医療従事者や会場の確保、殺到が予想される接種希望者への対応に、自治体は頭を悩ませる。(コロナ問題取材班)

コールセンターに1時間かけ続け

接種予約サイト1分間に200万件接続、開始45分でダウン…市「大変申し訳ない」

 「待ちわびていたから、ありがたい気持ちでいっぱいです」。自宅で暮らす高齢者らへの接種が3日から始まった東京都世田谷区。区立大蔵第二運動場内の体育館で接種を受けた主婦(75)は、ほっとした様子を見せた。

 65歳以上の高齢者が約18万6000人に上る世田谷区では先月28日から、まず75歳以上を対象に予約の受け付けを始めた。主婦の予約は、次女らが1時間ほど区のコールセンターに電話をかけ続け、確保してくれたという。大型連休中は、ほかの予定を入れずに接種を最優先したという主婦は「特に痛くも感じず、あっという間に終わり、安心した」と振り返った。

 区は連休明け以降、65~74歳の区民に接種券を送付することにしており、担当者は「ワクチン供給のめどがたったので、今後、接種のペースを上げていきたい」と意気込む。

学生による「お助け隊」結成

 自治体が懸念するのが、接種の予約や問い合わせの殺到だ。

 接種の対象となる高齢者が約97万人の横浜市では、3日午前9時から、80歳以上の約34万人を対象に予約の受け付けを始めた。しかし、専用サイトへのアクセスが集中。開始からわずか45分でシステムに不具合が生じ、受け付けを中止した。

 市によると、1分間に最大200万件の接続があったという。電話予約もできなくなり、この日、予約できたのは2588人にとどまった。市は「混乱を招き大変申し訳ない」と陳謝。5日の受け付け再開を目指し、準備を進めている。

 5月11日からの接種開始に向け、京都市は、ワクチン対応のコールセンターの体制強化を図った。当初は10回線で15人だったが、約10倍の130回線で144人に増やした。それでも対応が追いつかない時間帯もあるという。神戸市は「予約殺到による電話やネットのトラブルが課題だ」とし、学生による「お助け隊」を結成し、予約の支援に当たる。

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