文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

知りたい!

医療・健康・介護のニュース・解説

#「肺活」で健康に(下)長引くマスク生活 香りでストレス和らげる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 マスクを長時間着けていると、息苦しくなることも多い。アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイル(精油)の香りは、マスクの不快感を和らげて、呼吸を楽にしてくれる。福岡市と北九州市で「アロマの教室 香りのドルチェ」を主宰するアロマセラピストの疋田聡子さん(日本アロマ環境協会認定)に使い方を教わった。

#「肺活」で健康に(下)精油で快適マスク生活

マスク用のアロマスプレーを紹介する疋田さん

 「オリジナルのマスクスプレーを作りましょう」と疋田さん。無水エタノールに精油を数滴垂らし、精製水で薄めるだけだ。スプレー容器に詰めてマスクの外側に吹き付けて乾かすと、精油の香りで爽やかに空気を吸い込める。ストレスを和らげたり、気持ちを切り替えたりといった効果も得られるという。

 香りの効果をより効率的に得たい人には、「吸入法」もおすすめだ。マグカップや洗面器に60~80度の湯を入れ、精油を数滴垂らして蒸気を鼻から吸い込む方法で、バスタオルを頭からかぶって蒸気が逃げないようにしてもいい。粘膜の刺激を避けるために目は閉じ、短時間で済ませるようにする。

 気分を変えて活力を得たいときは、ラベンダーやペパーミント、ティートリー、レモングラスなどの精油が向いている。疲れたときや就寝前などは、ユーカリやクラリセージ、カモミールローマン、スイートオレンジなどにリラックス効果があるとされる。1種類でもいいし、2、3種類を組み合わせてもいい。

 疋田さんは「自分に合った精油を見つけ、長引くマスク生活に生かしてほしい」と話す。

 (このシリーズは高梨忍が担当しました)

簡単マスクスプレー(30ミリ・リットル分)

 

【用意するもの】

30ミリ・リットルのスプレー容器/好みの精油/無水エタノール/精製水

【作り方】

〈1〉無水エタノール5ミリ・リットル(ティースプーン1杯程度)をスプレー容器に入れる

〈2〉精油を6滴加え、ゆすってよく溶かす

〈3〉精製水で容器を満たし、よく振って完成

【注意点】

精油と水が分離しやすいので使う前にスプレーを軽く振る。マスクの内側に使うときは、濃度を薄めるため精油は3滴にする。2週間以内に使い切る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

知りたい!の一覧を見る

最新記事