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医療・健康・介護のコラム

[タレント 森尾由美さん](上)中学時代、スカウトの電話に思った「埼玉の人が芸能人になれるの?」

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 高校生の時に芸能界デビューし、女優や歌手のほか、バラエティー番組でも活躍してきました。夫の仕事の関係で10年間は、アメリカに生活の拠点を置いて2人の娘の子育て。多くのドラマで母親役を演じ、フジテレビ系の日曜朝のトーク番組「はやく起きた朝は…」は28年目。森尾さんに芸能活動やご家族などについてお聞きしました。(聞き手・渡辺勝敏、撮影・中山博敬)

雑誌モデルには落ちたが、芸能事務所の目に留まった

[タレント 森尾由美さん](上)中学時代、スカウトの電話に思った「埼玉の人が芸能人になれるの?」

――ドラマではお母さん役のイメージが定着し、トーク番組の飾らない話しぶりでもおなじみの森尾さんですが、芸能界に入ったのは、中学生の時に雑誌「セブンティーン」の読者モデルに応募したのがきっかけだそうですね。芸能界へのあこがれがあったのですか。

 その時は、芸能界なんて全く考えていませんでした。私は埼玉県の出身なのですが、高校は都内の女子校を志望していて、埼玉から通うことになるので「田舎の子」って思われたくないなぁと思っていました。この雑誌に読者の変身コーナーというのがあって、読者モデルのビフォーアフターが出ているんです。

 「田舎の子」って思われないようなコーディネートをしてもらいたいと思って応募しました。それには落ちてしまったんですが、自宅に芸能事務所からスカウトの電話がかかってきました。後でマネジャーに聞くと、雑誌の編集部に出入りしていて、写真を貼った応募用紙を見て電話をかけてくれたそうです。

――運がいいというのか、それでトントン拍子に芸能界入りが決まったわけですか。

 何度か母が電話を受けて、お断りをしていたんです。ある時、たまたま私が電話を取ってしまって、「スターダストっていうところから変な電話がかかってきたんだけど」と母に言うと、「ああ、電話を取っちゃったの」と言ってスカウトの話を説明してくれました。

 「どうする?」と母に問われて、私がすぐに母に聞いたのは「埼玉の人が(芸能人に)なれるの?」。本当にそう思ったんですよ。父は「そんなわけのわからないところに」と大反対。結局、事務所が受験まで待ってくれて、社長が両親にも高校にも「学業に差し支えのない範囲で」と丁寧に説明して、条件が整ったのでお仕事を始めることになりました。

華やかにアイドルデビュー、でも、「これって私かな?」と疑問も

――1980年代ごろから「ダサイタマ」と言われるなど、埼玉をディスる物言いは今に至るまで続いていますが、埼玉の中学生の心にそこまで影響していたのですね。そして82年にフジテレビのドラマ「ねらわれた学園」に出演、翌83年に「お・ね・が・い」でアイドル歌手としてデビュー。アイドルとして順調な滑り出しでしたね。

 自分でもびっくりしました。まさかと言うか。華やかで「ワーッ」と歓声を受けて、ちょっとうれしかったりするんですが、自分では向いていないと思いました。当時、同世代のアイドル経験者は同じような感じだと思いますが、プロダクションとかレコード会社がイメージを作るので、それに寄せていかなきゃいけない。

 何か質問されたら、「はい」と「いいえ」しか言っちゃだめよと言われて、「これって私なのかなぁ」と時々疑問に思っていました。でも、日々のスケジュールをこなすだけで精いっぱい。考える暇はありません。今にして思えば、充実した青春だったはずなんですけど、その時は全然、そんなふうに感じてはいませんでした。

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