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ワクチン冷凍庫、停電時に2割で「氷点下20度」維持できない恐れ

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 米ファイザー製ワクチンを保管する冷凍庫を設置した病院などの2割弱で、電源のトラブルが起きた際、ワクチンの緊急保管に最低限必要な「氷点下20度」を維持できない恐れがあることが、厚生労働省の調査で分かった。

 ファイザー製ワクチンは、2~8度の冷蔵庫に移した後5日間しか保管できないが、氷点下20度の冷凍庫なら2週間まで期限を延ばすことができる。同省は、車両を電源として利用できる持ち運び型冷凍庫を追加で配置する方針を決めた。

 調査は、2月に冷凍庫への電力不足で約1000回分のワクチンが使えなくなったトラブルを受けて、同省が実施。氷点下75度の冷凍庫を配布した3222か所に対し、4月5日時点の状況として、停電時などに使える非常用電源や、氷点下20度の冷凍庫の有無を尋ね、3044か所から回答を得た。

 その結果、非常用電源がなく、ワクチンを保管する氷点下20度の冷凍庫もない病院などが537か所(17・6%)あることが判明した。

 同省は、現在審査中の米モデルナ製ワクチン保管用に氷点下20度の冷凍庫1万台を確保しており、このうち配布先を決めていない持ち運び型5000台を、停電時にワクチンが冷凍庫保管できなくなる施設に優先して配る。

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