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松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ワンタンの皮スープ…なぜ「皮」 給食ならではの事情

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 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、いつものスープのおいしさを倍増させるレシピ「ワンタンの皮スープ」のご紹介です。

 なぜワンタンスープではなく、ワンタンの「皮」スープなのか。それは、給食ならではの事情があります。何百何千という大量調理だと、皮がくっついてしまったり、破れてしまったりなど、包んだものを奇麗な状態で全員においしく提供するのが難しいのです。数も1人3個くらいはないと、先生もっと食べたいー! となってしまうのです。何か良い案はないかと考えました。

 まず、ワンタンの具材になる肉とニラを、包まずにいためます。そして、そのままスープを作り、ワンタンの皮は後から入れてみました。久しぶりのワンタンに、みんな大喜び。皮だけでも食べやすいし、使用する食材の変化もなし。全員にワンタンの皮が行き渡る。「これも良いかも!」あっという間に人気のレシピになりました。

 さて、そんなスープの具材で注目なのが、ニラです。ニラはカロテン、ビタミンB2、C、カルシウムやカリウムなどを豊富に含む緑黄色野菜です。ニラ特有の強い香りのもととなる成分であるアリシンは、ビタミンB1の吸収率をアップしてくれるので、豚肉との相性は抜群です。ニラは根元にも栄養がつまっています。シャキシャキとした食感も加わり、おいしさ抜群なので、根元も切って入れましょう。

 軟らかくモチモチのワンタン。手軽においしく出来るので、“包まないタイプのワンタンの皮スープ”をぜひ楽しんでください。

[作り方]

(1) ワンタンの皮を4等分に切る(長方形か三角形か、形はお好みで)。ニラは3cm幅に切っておく。鍋かフライパンを強火で熱して、いため油は使用せず、豚ひき肉とニラとモヤシをいためる。

(2) (1)に(A)の水と調味料を入れ、一煮立ちさせる。アクを取り、水溶き片栗粉でとろみをつける。

(3) 再度強火で一煮立ちさせ、溶き卵を回し入れたら、中火にする。ワンタンの皮を1枚ずつ入れて、重ならないようにかき回す(折り重なるとくっつくので注意する)。ワンタンの皮を全て入れたら完成。

(レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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松丸奨(まつまる すすむ)

東京・文京区立金富小学校栄養士。
1983年、千葉県生まれ。華栄養専門学校卒業。第8回全国学校給食甲子園優勝。塩分やカロリーが控えめで、だしや味つけ、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本 体も心も元気にのびのび育つ63の質問(サンマーク出版 )「子どもがすくすく育つ 日本一の給食レシピ」(講談社)

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