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漫画家  蛭子能収さん

一病息災

[漫画家 蛭子能収さん]認知症(2)テーブルや本棚に燃え盛る炎…「幻視」が表れ

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[漫画家 蛭子能収さん]認知症(2)「幻視」症状表れ ドキッと

 「認知症」の診断に加え、耳慣れない病名にも戸惑った。医師には「レビー小体病とアルツハイマー病が合併している」と言われた。「アルツハイマー病」は聞いたことがあるけれど、「レビー小体病」って何?

 レビー小体とは、神経細胞にできるたんぱく質の塊で、脳に多くたまると、認知機能の障害を引き起こす。

 この時の診察に密着したテレビカメラは、これらの病気の症状をとらえていた。

 問診で、少し前に共演した女性タレントの名を尋ねられたが、全く思い出せない。100から7ずつ引いていく計算問題では、「93、86、79……」と答えるところを、いきなり「3」と言って、言葉に詰まった。

 隣にいた妻は、頭の回転がよい時と、ぼんやりしている時の差が激しいことを医師に伝えた。寝言が多く、ベッドで寝ると暴れて落ちてしまうので布団にしていることも話すと、医師は「レム睡眠行動障害ですね」と応じた。レビー小体病にみられる症状だという。

 この病気で最も特徴的なのが、存在しないものが見える「幻視」の症状だ。ある時は、洗濯かごの中の衣服を見て「女房が倒れている」と大騒ぎ。テーブルや本棚など、あちこちに燃え盛る炎が現れることも。自分には、はっきりと見えていて、「現実と区別がつかないので、ドキッとする」。この頃は、生活に明らかな支障が出ていた。

漫画家  蛭子能収(えびすよしかず) さん(73)

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