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#「肺活」で健康に(上)唇が乾く、歯ぎしり…は口呼吸のサインかも 病気リスク高く

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 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、マスク生活が長引いている。呼吸法などで肺を元気に保つ「肺活」で、健康に過ごしたい。

#「肺活」で健康に(上)口呼吸病気リスク高める

模型を手に「鼻呼吸で肺を元気にしてほしい」と話す今井さん

 「口で呼吸をしていませんか」

 福岡市博多区の「みらいクリニック」を訪ねると、院長の今井一彰さん(50)が問いかけた。今井さんは内科医で、呼吸に詳しい。マスクで息苦しさを感じ、口呼吸が癖になる人が増えることを懸念しているという。

 鼻で呼吸すると、鼻毛や鼻汁などが空気中のゴミやほこり、細菌、ウイルスといった異物を捕らえてくれる。鼻には、体内に取り込む空気を暖めたり、湿度を調節したりする役割もある。

 一方、口から空気を吸い込むと、ウイルスなどの異物が肺に直接入りやすいうえ、口の中が乾燥することで、殺菌・消毒作用のある唾液が減って体の防御能力が衰える。吸い込んだ空気の温度や湿度を調整する力も弱いため、体が冷えて免疫力が低下し、病気にかかるリスクが高まるという。「口は本来、食べるための器官。口で呼吸をすることは、機能的に間違っています」と今井さんは指摘する。

 息苦しい時に口で呼吸するのは、鼻よりも楽に空気を取り込めるからだ。鼻から空気を吸い込む際は、鼻毛などの抵抗があるため、横隔膜や内 肋間ろっかん 筋など息をするのに必要な「呼吸筋」をしっかり動かす必要がある。口呼吸にはそうした抵抗がないため、徐々に呼吸筋が衰え、呼吸が浅くなって内臓の働きや代謝に影響したり、姿勢が悪くなったりする恐れがあるそうだ。

 今井さんは「鼻で呼吸することが、肺の元気につながる。マスクをしていても、常に口を閉じるように心がけて」と呼びかける。

チェックシート

  今井さんが開発した口呼吸チェックシート。該当項目が多いほど、口で呼吸している可能性が高い。

□いつも口を開けている

□下唇が突き出ている

□唇が乾いて荒れやすい

□寝ている時にいびきや歯ぎしりをする

□口臭が強い

□喫煙している

□激しいスポーツをしている

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