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漫画家  蛭子能収さん

一病息災

[漫画家 蛭子能収さん]認知症(1)ホテルを自宅と思い込み、マネジャーに「なんでいるの!?」

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[漫画家 蛭子能収さん]認知症(1)番組で診断 思わぬ結果に

 2020年6月、妻と共に東京から列車を乗り継ぎ、岐阜県へ。駅から乗ったタクシーを降りると、テレビカメラが待っていた。

 目の前のクリニックで、自分が診察を受けるのを取材するのだという。認知機能の検査だなんて寝耳に水だ。妻は「話はしてました」と言うけれど……。

 以前にもテレビ番組で検査を受けたことがあり、そのときは、MCI(軽度認知障害)と言われた。認知症の前段階とされるが、必ず認知症になるわけではない。当時は「あまり気にしてなかった」。

 それから6年――。元々おとぼけキャラで愛されていたが、周囲にとっては「キャラ」では片付けられない異変が起きていた。

 激しい物忘れと勘違い。ある時は、仕事で泊まったホテルを自宅と思い込み、マネジャーの姿に「なんでいるの!?」と仰天した。

 若い頃から病院嫌いだったが、「仕事ならOKだろう」と、マネジャーが妻と相談のうえ番組スタッフに頼み、岐阜で受診する手はずを整えていたのだ。

 自分でも物忘れが増えたとは思っていたが、深刻には受け止めていなかった。「調べても何もないよ」と言いながら、脳のMRI(磁気共鳴画像)撮影や認知機能検査を受けた。

 そして、医師から告げられたのは、「レビー小体病とアルツハイマー病の合併による初期の認知症」という診断だった。予想外の結果に、言葉を失った。

漫画家  蛭子能収(えびすよしかず) さん(73)

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