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金曜夜のスナックに客1人、「今後は誰も来なくなるのでは」…「まん延防止」で午後8時閉店

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 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための「まん延防止等重点措置」が9日、東京など3都府県に適用されることが決まった。期間は5月の大型連休まで及ぶ。再び営業時間の短縮を求められる飲食店からは戸惑いの声が上がり、旅行業者には早くもキャンセルが出始めている。

■度重なる変更

金曜夜のスナックに客1人、「今後は誰も来なくなるのでは」…「まん延防止」で午後8時閉店

多くの飲食店の明かりがともる錦糸町駅周辺(9日午後7時54分、東京都墨田区で)=富永健太郎撮影

 東京都内の繁華街・錦糸町(墨田区)。周辺で長年、地元住民らの憩いの場として親しまれているスナックには9日夜、金曜日だというのに客が1人しかいなかった。店主(73)は、重点措置期間が始まる12日以降、「お客さんは誰も来ないのではないか」と心配する。

 感染が流行した昨年4月以降、都は飲食店に対し、営業時間の短縮を繰り返し要請してきた。閉店時間は午後8時~午後10時の間で変わったが、店主はその都度、応じてきた。今回も要請に従い、午後8時で店を閉める。「仕方がないともわかっている。ただ、時間が変則的で戸惑う客も多い」。売り上げがコロナ禍前の5分の1にも満たない中、客離れがさらに進まないか、不安は募る。

■県境で明暗

 今回の重点措置は、首都圏では東京のみに適用される。埼玉と千葉、神奈川3県の飲食店に比べ、都内では閉店時間が午後8時に1時間早くなる。客が都外に流れないか、影響を懸念する声は広がる。

 JR蒲田駅(大田区)前にある居酒屋の店長(35)は「1時間の差は大きい」とこぼす。客が向かい合う席にパーティションを増設する準備を進めているが、「客が神奈川に流れるかもしれない」と気が気でない。

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