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[熊本地震5年]赤ちゃんを救え<2>重症児ら38人 薄氷の脱出

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 夕方から深夜までの勤務を終え、帰りのタクシーを呼ぼうと受話器に手をかけた瞬間だった。突き上げるような衝撃の後、激しく揺さぶられた。「なになになに?」。熊本市民病院新生児集中治療室(NICU)の看護師、宮村 選子えりこ さん(46)は柱にしがみついた。パソコンが床に落ち、悲鳴があがった。

 2016年4月16日午前1時25分。14日夜に起きた地震を超える規模の「本震」だった。年長の看護師が叫んだ。「赤ちゃんのところに行って!」。看護師たちは我に返り、担当する新生児の元へ散った。

 新生児内科医長の井上武さん(46)は、後輩の当直医をサポートするため、院内に待機して仮眠をとっていた。大きな揺れに跳ね起きると、倒れかかった本棚をかき分けるように廊下に飛び出して、NICUに走った。

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