松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
ゴボウのボロネーゼパスタ…そっくりな見た目
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ゴボウをおいしくいただくレシピ「ゴボウのボロネーゼパスタ」のご紹介です。
ボロネーゼと言えばひき肉。そのひき肉にそっくりな見た目なのが、ゴボウのみじん切りです。このレシピは、ゴボウをいつの間にかたくさん食べることができます。「様々な食材の形をそろえて切る」というのは、料理をおいしく作る手法の一つです。みじん切りとか、千切りとか、形の違いから生じる、口の中の違和感。それを感じさせないように食べやすくします。いため物の具材を千切りに合わせるなどするのは、その理由からです。野菜も肉も、切り方を統一することで、残飯が減ることもあるので、献立作成時に、食べている姿、口に入る時、を想像して切り方を決めて行きます。皆さんも切る前に参考にしてみてください。
さて、ゴボウは、しっかりとした歯応えがあり、水溶性のイヌリン、不溶性のセルロースやリグニンといった食物繊維が豊富です。腸の働きを活発にして、腸内環境を整えてくれます。皮にはクロロゲン酸やタンニンといった老化防止に役立つポリフェノールが含まれています。皮をむくときは、ピーラーよりも包丁の背を使い、軽くこそげ取るようにするといいですね。
子どもにも大人にも人気のパスタ。これにこっそりとゴボウも入れてしまいましょう。おいしさでも栄養面でも大満足です。
[作り方]
(1) パスタはゆでて、オリーブ油(大さじ2)をあえてからお皿に盛り付けておく。
(2) 野菜は全てみじん切りにする。フライパンを強火で加熱、いため用オリーブ油を入れて、豚ひき肉と野菜を火が通るまで一緒にいためる。
(3) 弱火に落とし、(A)の調味料を入れ、2分加熱して味見。(1)のパスタの上に盛り付ければ完成。お好みで塩、粉チーズをふる。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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