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病と運転<5>補助器使い 手動でペダル

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病と運転<5>補助器使い 手動でペダル

左手で棒状の補助装置を動かし、アクセルやブレーキを操作する宮野さん

 「この握り手を、奥に向かって押すとブレーキ、手前に引くとアクセルが作動します」

 東京都三鷹市のタクシー運転手、宮野英夫さん(64)は、足の代わりに左手でアクセルとブレーキを操作している。そのことを乗客に伝えると、「えっ!」と驚かれ、車内での会話がさらに弾む。

 宮野さんは、脳性まひで、両足が動かず、普段は車いすで生活している。このため、所持する運転免許には「AT車(オートマチック車)で、アクセル・ブレーキは手動式に限る」という条件がつく。

 元々はメーカーの会社員で、60歳で定年を迎えるまで片道50キロの通勤に、手動でアクセルやブレーキを操作できる障害者用の乗用車を使っていた。

 定年を機に、タクシー運転手への転身を決めた。業務用に普通二種免許を取得するために教習所に通い、通常の乗用車に取り付け可能な手動運転補助装置を探した。タクシー会社では、日々乗る車が替わり、専用の手動式車両を用意するのが難しいからだ。

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