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血中酸素の測定器、自宅療養者向けに販売開始…注文殺到で品薄続き大幅増産
コニカミノルタは30日、血液中の酸素量を測定する「パルスオキシメーター」を、自宅療養者向けに販売すると発表した。新型コロナウイルスの感染による症状の悪化にいち早く気づくことができる機器として品薄状態が続いているため、2018年まで生産していた機種について、5月に生産を再開する。
現在、主に医療機関向けに生産しているが、自治体が自宅療養者に貸し出す動きが広がり、注文が殺到している。徐々に生産量を引き上げる方針で、生産能力はコロナ禍の前に比べて20倍になるという。
パルスオキシメーターは洗濯ばさみのように指先に挟んで使う医療機器。心臓から全身に血液を送り出す動脈血の酸素量を測ることで、体内に酸素をどの程度取り込めているのかが分かる。