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スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす

医療・健康・介護のコラム

剥離骨折のメカニズム。筋肉の動きに引っ張られて発生

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 それでは、Jさんの経過です。

 当初は痛みが強く、松葉づえで歩行しました。スポーツ活動を休止し、歩行量も多くならないよう、学校生活など日常最低限の活動にとどめていました。痛みは段階的に改善し、軽いストレッチから開始しました。押した時の痛み、関節を動かした時の痛み、関節に抵抗をかけて動かした時などの痛みがなくなったことを確認してからジョギングを開始し、段階的に運動強度を上げ、サッカーに復帰しました。

 今回の例のように自分の筋肉の収縮力で受傷するけがとして、肉離れやアキレス (けん) 断裂が挙げられます。これらの筋肉や腱を損傷するけがは、成長期よりも成人になってからの方が頻度は高くなります。筋肉や腱の伸張性が低下していくから、と考えられますが、いずれにしても常に体のコンディションを良い状態に保っておくことが大切です。その意識は若い時から身につけておきたいですね。(大関信武 整形外科医)

【スポーツ医学検定のご案内】
 私たちは、スポーツに関わる人に身体やけがについての正しい知識を広めて、スポーツによるけがを減らすため、「スポーツ医学検定」を実施しています。スポーツ選手のみでなく、指導者や保護者の方も受けてみませんか(誰でも受検できます)。
 第9回スポーツ医学検定は2021年5月30日(日曜)に開催予定です。申し込みは スポーツ医学検定HP にて受け付けています。
 本文のイラストや写真の一部は、「スポーツ医学検定公式テキスト」(東洋館出版社)より引用しています。スポーツに関わる様々な人からスポーツのけがに対する考えを掘り起こし、多様な視点でスポーツ医学や安全について考える note もぜひご覧ください。

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大関 信武(おおぜき のぶたけ)

 整形外科専門医・博士(医学)、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
 一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事

 1976年大阪府生まれ、兵庫県立川西緑台高校卒業。2002年滋賀医科大学卒業、14年横浜市立大学大学院修了。15年より東京医科歯科大学に勤務。野球、空手、ラグビーなどを通じて、野球肘、肩関節脱臼、アキレス (けん) 断裂、骨折多数など自身が多くのケガを経験。スポーツのケガを減らしたいとの思いで、一般社団法人日本スポーツ医学検定機構を設立し、「スポーツ医学検定」を開催している。現在、読売巨人軍チームドクター、栗田工業ウォーターガッシュ、拓殖大学ラグビー部、文京ラグビースクールでメディカル担当。19年ラグビーワールドカップでは選手用医務室ドクター、東京2020オリンピック・パラリンピックでは選手村総合診療所整形外科ドクター。八王子スポーツ整形外科、蓮江病院でも診療。

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