伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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豆腐白玉のきなこみそだれ…きなこは、そのままでは粉っぽくてむせやすい
こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、きなこを使ったみそだれのご紹介です。
大豆からできるきなこは、たんぱく質や食物繊維、ビタミンやミネラルも含む、手軽でリーズナブルな万能食材ですが、食べる機能が低下してくると、食べにくくなる食材です。その理由として、“そのままでは粉っぽくてむせやすい”“飲み物に混ぜても、きなこは水溶性ではないため粉っぽさが残ってしまう”などがあります。実際、きなこ餅や、きなこ入りの牛乳がのみ込みにくいと感じたことはないでしょうか?
このレシピでは、きなこをみそに混ぜることで粉っぽさを軽減、牛乳とシロップで滑らかさを加えています。牛乳の替わりに生クリームを使用すると、さらにエネルギーアップします。
白玉粉を細かく砕いておくことで豆腐となじみやすくなります。砕かないで使用する場合は、豆腐と混ぜてしばらくなじませておくと、白玉粉がだまにならずに混ざります。
[作り方]
《きなこみそだれ》
きなこ、みそ、メープルシロップをよく混ぜ合わせる。硬さをみながら牛乳を加える。
《豆腐白玉》
白玉粉はポリ袋に入れ、麺棒などで細かく砕いておく。
(1) ボウルに豆腐を崩し入れ、白玉粉と混ぜ合わせる。
(2) (1)を小さめのだんごにして沸騰した湯の中に落とし入れてゆでる。浮き上がってきたら、さらに1~2分ゆで、冷水にとる。
(3) 水気を切ってきなこみそだれをかける。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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