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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

もっと知りたい認知症

ブロッコリーのそぼろ煮…ひき肉とハンペンを練り合わせ

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 食べやすさの大切な要素は「軟らかく」「まとまりやすく」「適度の粘性がある」ことです。硬いものは、細かく刻んでも、口の中でぱらぱらとまとまりにくく、食べにくいままです。食べやすそうに見えるひき肉のそぼろも、一粒一粒は硬く、ぱらぱらとしており、食べる機能が低下した方にとっては、まとまりにくく食べにくいものです。

 今回のレシピは、ひき肉とハンペンを練り合わせたもので、軟らかく、ぱらぱらになりにくいそぼろに仕上げます。ポイントはひき肉とハンペンは粒がなくなるまで練り合わせること、加熱の際には弱火で焼きつけるようにし、ぽろぽろにほぐさないことです。

 軟らかくしたブロッコリーと、このそぼろを一緒に食べることで、口の中でのまとまりがさらに良くなります。ブロッコリーのほか、サトイモやナスなど、お好みの野菜でお試しください。

[作り方]

(1) ブロッコリーは小房に分け、軟らかくゆでておく。

(2) ひき肉とハンペン、おろしショウガとおろしニンニクをポリ袋などに入れ、粒がなくなってまとまるようになるまで、よく練り合わせる。

(3) フライパンに油を熱し、(2)を入れて、焼きつけるように弱火でゆっくり加熱する。

(4) 火が通ったら、混ぜ合わせた(A)の調味料を入れて、混ぜながら弱火で加熱する。とろみがついたら、(1)のブロッコリーをフライパンに入れ、軽く煮ながら混ぜ合わせる。香りづけにゴマ油を回し入れる。器に盛り付けて完成。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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