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病と運転<1>低血糖 ブドウ糖で対処

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病と運転<1>低血糖 ブドウ糖で対処

車に常備するブドウ糖を手にするAさん

 栃木県鹿沼市でリフォーム業を営む男性Aさん(58)は、仕事で使う乗用車内にブドウ糖を常備している。2014年に糖尿病と診断されて以来、切らしたことはない。

 Aさんの糖尿病は、 膵臓すいぞう から血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されない「1型」というタイプで、血糖値を抑えるためにインスリン注射を毎日自分で打たねばならない。

 ただ、インスリン注射は、食事の量やタイミング、身体活動の激しさなどによって効果が強く出て、血糖値が下がりすぎてしまうこともある。個人差もあるが、血糖値が70未満になると、冷や汗や 動悸どうき 、手足の震えなどの症状が出て、意識を失う危険もある。

 ブドウ糖は、低血糖の兆候を感じた時に血糖値を上げるために服用するもので、「いざという時の備え」だ。

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